東京センチュリー株式会社は、再生可能エネルギー事業を幅広く行っているが、一部の案件ではSPC(特別目的会社)を設立し、SPCを通して事業を展開。
現在、エムグリットに依頼している秋田県で発電所を保有しているEnergy Gate合同会社※ は、2023年時点で全国に8つの太陽光発電所を持つ。
※ Energy Gate合同会社は、東京センチュリー株式会社が49%出資しているSPC
—— エムグリットへ除草の施工管理をご依頼いただいた経緯をお聞かせいただけますか。
Energy Gate合同会社は全国で8つの太陽光発電所を運営しておりますが、秋田県の発電所の除草作業を委託する会社を見つけるに難航しておりました。
そこで、東京センチュリーが関与する他のSPCの太陽光発電所にて除草作業を依頼し、その仕事の質が高く評価が良かったエムグリットさまに依頼することを決めました。それが2021年です。
初めは直接エムグリットさまに除草作業を依頼する予定でしたが、地権者さまの要望により、地元の除草会社に作業を依頼することになりました。そこで、エムグリットさまに商流を取り持ってもらい、除草箇所の選定や作業ルールの徹底等、主に施工管理をお願いすることとなりました。
—— エムグリットへ施工管理を依頼したことで、どのようなメリットがありましたか?
現場では、除草範囲を少しでも広く確保したいとの要望もありましたが、予算との兼ね合いで全てを了承することは困難でした。しかし、エムグリットさまが、現場との円滑な関係を保ちつつ、優先事項を協議し、適切な除草範囲を確保してくださいました。
この的確なサポートにより、限られた予算内で最大限の効果を上げる除草作業が実現されていると実感しています。
—— 地方では、東京をはじめとした「地元以外」の会社が仕事をするのは、コミュニケーションが取りにくい部分もありますよね。
長期的な事業継続を見据えると、地元関係者の方と良好な関係を築きたいと考えておりますが、我々は東京に拠点を置いているため、地元の方々からは「身近ではない企業」と認識され、意見や情報を伝えること自体が困難になり得る課題があります。
エムグリットさまは、全国に協力会社を持ち、地元の会社とのコミュニケーションを円滑に行いながら、様々な関係者の意向を反映させつつ、必要な業務をきちんと遂行していただける実績をお持ちです。エムグリットさまへ施工管理を発注することで、現場の指揮がエムグリットさまに委ねられ、スムーズな作業を実現できます。
また、我々は頻繁に地方の発電所へ足を運ぶことができません。その点、エムグリットさまが現場に何度も足を運び、現場の声をくみ取り、地元企業と良好な関係性を構築していただけるので、安心して依頼ができます。
—— 報告書を見ればわかるから、現場に行かなくてもいいというのも、おそらくメリットですよね。
実際の除草作業は地元企業に委託をしておりますが、エムグリットさまのルールに沿って作業が実施され、報告書も同社が作成・提供してくれるため、非常に透明性が高く理解しやすいです。エムグリットさまに依頼すれば全ての業務を丁寧に対応してもらえるため、安心して任せることができます。
また、エムグリットさまの除草ルールは厳格であると伺っております。作業を行う協力会社に対しても、このルールが作業員の安全確保に必要不可欠である背景を説明し、十分な納得を得られており、これらの詳細なやり取りが信頼関係の構築につながっていらっしゃいます。この信頼関係が、丁寧な除草作業へ反映されていると思います。
今後も継続して、秋田の現場作業をエムグリットさまにお願いしたいと考えております。