MESSAGE 代表メッセージ

創業のきっかけは、得意を活かして踏み出した、小さな一歩。
株式会社エムグリット
代表取締役
國方 雅之

M-Gritを創業前、私は、電⼒関連会社で太陽光発電所の建設⼯事に関する営業や事業開発プロジェクトを担当していました。

当初、太陽光発電が普及し始めた時だったこともあり、申請書類の⼿続きや建設⼯事、メンテナンスなどにおいて、みんなが⼿探りで進めている状態でした。

昔から、「誰よりも先に、⼈の困りごとに気づける」ことが得意だった私は、

「もっとこうすればよくなるのに」という思いや解決のためのアイディアがたくさんありながらも、既存の仕組みや⼤⼿企業ならではの商慣習の中で、なかなかそのアイディアを形にできずにいました。

しかし、その思いを消化しきれない⽇々を過ごす中で、「誰のニーズを満⾜させているのだろう」と感じるようになり、本当にお客様に寄り添って気がかりを解決していけば、それは価値となりビジネスとなるはずだと考え、独⽴を決意したのです。

そして、太陽光発電所の除草作業をはじめとするメンテナンス関連の業務を⼀次請けする事業を⽴ち上げ、M-Gritを創業しました。

いわゆる現場仕事は、なぜリスペクトされないのか。

しかし実際に事業を始めて、ずっと感じていた違和感があります。

それは、なぜか太陽光の除草作業の話をすると、なんとなく⼩⾺⿅にするような⾔葉をかけられたり、インフラ関係の事業=安定思考で挑戦意欲がない仕事だと思われているような世間のイメージです。

お客様の⼤切な資産を預かり、⽣活のインフラである設備を事故なくスムーズに稼働させ続けるためには、実際に現場で起きている細かい事象に気付き、起きうるリスクを事前に捉えて対応策を考え、お客様が⼀切⼼配することがないように、丁寧に説明や報告をしながら進めていく必要があります。

誰にでもできる仕事ではない、⽴派なプロフェッショナルの仕事なのです。さらには、丁寧な仕事により、お客様との強い信頼関係を築くことができるビジネスなのです。

しかし、これが世間に認識されていない。むしろ、現場で働く⼈ですらも、その認識を持っていないことに気づきました。

「とにかく任せろ」と⾔える現場仕事をつくる。

どうすればこの世間のイメージを変えられるのか。

⼈からの⾒られ⽅を変えるためには、まず⾃らの⾏動とマインドが変わること。これがもっとも⼤切だと考えました。

現場で働く⼀⼈⼀⼈が、「もっとこうすればよくなるのに」を考え、提案し、お客様を驚かせるほどの丁寧な仕事をする。

その積み重ねが、お客様からの信頼獲得に繋がり、働く⼈にとってのやりがいや、誇りにつながるのだと思います。

そのためには、現在の現場仕事を取り巻く様々な負担や不安を解消できるような業務効率化や仕組み化をはかり、 ⾃らの気づきをもとに積極的に提案できるような組織やカルチャーが必要だと考えました。

だからM-Gritは、そんな現場仕事のあり⽅⾃体を変えていけるような組織づくりに挑み、 「とにかく任せろ」と⾔える現場仕事をつくることを使命(ミッション)として掲げています。

「キツイ、誰にでもできる」と⾔われてきた現場仕事が、「キャリア」になる社会を⽬指して。 M-Gritはこのビジョンを実現するために、挑み続けたいと考えています。